ウィズコロナ時代に居酒屋に訪れるお客がお店側に求めていることとは?

飲食店の中でも、居酒屋は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を多大に受けた業種の一つです。実際、新型コロナウイルスが日本でも感染拡大をする前は、仕事帰り、デート、気休めなどで居酒屋を利用していたという方も多いでしょう。

5月に発令された緊急事態宣言も1か月ほどで解除されたとはいえ、いまだに、来客数や売り上げを取り戻したケースはほとんどありません。さらには、お盆を目の前に更に感染が広がっており、一部の地域では独自の緊急事態宣言を発令するほどです。

ウイルスと共存する『ウィズコロナ時代』に向けて、居酒屋はどのような集客をすればよいのでしょうか。また、今後居酒屋に訪れるお客はお店側にどのようなことを求めているでしょう。

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新型コロナの影響で居酒屋に起こった変化

新型コロナウイルスの感染拡大による社会的影響は計り知れませんが、居酒屋をはじめ外食産業が受けた影響は特に大きく、まだ感染拡大の初期段階の2月でも前年同時期と比べて約6割の飲食店が売り上げが下がったとしているとのことです。

まずは、新型コロナウイルスの影響で居酒屋に起こった変化から解説していきます。

休業要請・営業時間短縮

1つは緊急事態宣言等により、休業要請が発令されたり、営業時間を短縮しなければならなかったことです。そもそも緊急事態宣言により人々は『ステイホーム』といって自宅にいることを推奨されていたわけですから、お店を占めた店舗も多かったかと思います。

それだけでなく、営業が再開してもお客とお客が密にならないよう、席を空けて座らなければならず、本来入るはずの収容人数の半分程度しか迎え入れることができなかったということもあるかもしれません。

大幅な売り上げ減

休業要請や営業時間短縮等の影響により、大幅に売り上げが下がってしまった店舗も多いでしょう。前述にも申し上げた通り、未だ前年ほどの売り上げまでに快復した店舗はなく、厳しい状況が続いています。

テイクアウトの開始

こうした状況を少しでも乗り越えようと広がったのが『テイクアウト』です。Webサイトやメール、電話などから注文をし、お客が取りに行く、もしくは配達してもらうことで、お客は自宅で食べものを食べることができますし、お店側は店を開けていなくてもある程度の売り上げを確保することができます。

ウィズコロナ時代の居酒屋の集客のポイント

テイクアウトやお弁当販売などを始めた店舗も多いですが、やはり以前の売り上げを戻すことは難しいのが現状です。特に、居酒屋は飲食店の中でも『コミュニケーションの場』という認識が強いなか、『新しい生活様式』を求められているお客側にとっては『行きにくい場所』ともなっている可能性もあります。

では、ウィズコロナ時代、居酒屋はどのような集客を行っていくのが良いのでしょうか。

味の追求

居酒屋はこれまで、『食』というよりは『お酒』を含んだコミュニケーションの場であったといっても過言ではないのではないでしょうか。故、居酒屋の中には、冷凍食品のメニューも多くあったり、あまり食の味にこだわっているという店舗は多くなかったかと思います。

しかし、テイクアウトやお弁当で『しのぐ』のではなく、売り上げを伸ばすのであれば、『味』に着目していくことも大切です。というのも、テイクアウトやお弁当で頼むのなら、『おいしいもの』『手軽なモノ』『安価なモノ』だからです。いつものメニューでは、喫茶店や定食屋のお弁当やテイクアウトに負けてしまう可能性があります。

実店舗での安全の確保

また、実店舗で常に安全を確保しておくことも大切です。ソーシャルディスタンスの確保、消毒等の徹底、細部までの清掃、はたまた、分煙なども同様です。

特に、飲食店内で感染者が出てしまいますと、消毒作業などをするために休業にしなければならない可能性もありますので、普段から徹底した安全対策を行っておく必要があるといえるでしょう。

テイクアウトの継続

コロナ騒動がある程度収束を迎え、客足も徐々に戻り始めたら、テイクアウトをやめていいのかといいますとそうではありません。新型コロナウイルスの影響は、今後数年は続くといわれているうえに、『新しい生活様式』の要請で、まだまだテイクアウトの需要は続くことが予想されます。

健康面でお客が居酒屋に求めていること

居酒屋をはじめ、飲食店に訪れたい気持ちはみな同じです。しかし、足を運ぶなら少しでもリスクが少なく、健康面で安全な場所に行きたいと思うものです。

健康面でお客が居酒屋に求めている、あるいは、実施するべき館拡大防止対策は主に以下の通りです。

【感染拡大防止において居酒屋で実施するべき対策】
◆お客様用の手指消毒用アルコール設置
◆ソーシャルディスタンスの確保
◆テーブル、ドアノブ、手すり、メニュー、呼び鈴ボタン、トイレ等のアルコール消毒
◆店内換気の励行
◆清潔な食器、箸の用意
◆従業員のフェイスシールド、マスクの着用、手洗い徹底、出勤前の検温
◆キャッシュトレーによる接触防止
◆体調不良時の入店はお断りする場合あり
◆受動喫煙対策

最後の受動喫煙対策については、居酒屋において特筆するべき事項とも言えますが、居酒屋は飲食店の中でも喫煙者のお客の多い業種の一つです。新型コロナウイルスは肺に影響を及ぼす場合もあることから、肺に直接よくない影響を与える『たばこ』への目は厳しくなることが予想できます。特に2020年の4月からは『改正健康増進法』が施行され、飲食店では分煙対策を行うか、店舗・敷地内を完全禁煙としなければならなくなりました。

お客の健康の確保において、『受動喫煙対策』もその他消毒などの対策などと並んで必須事項であるといえるでしょう。

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まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大の影響は未だ止まることを知らず、不安な日々が続いている現状です。今後もずっと、新しい生活様式が続いていくようなら、居酒屋は“コミュニケーションの場”の提供を重視した低料金の居酒屋は採算が取れなくなり、店の数は減っていくでしょう。

生き残るためには、コミュニケーションの場を求めるお客から、『よりおいしい食事』や『健康リスクの少ないお店』を求めるお客へと、ターゲットを変える必要があります。

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