パチンコ店が4月1日から『全面禁煙』にするとどんなデメリットが?

4月1日の改正健康増進法の施行まで残すところあと5日ほどとなりました。店舗経営者の方々は準備はお済でしたか?もし済んでいない場合は、後々分煙にするにしろ、いったん『禁煙』という措置を取らざるを得ません。

その『全面禁煙』の打撃を、もっとも受けるといわれているのが『パチンコ店』です。というのも、パチンコ店は遊戯をしながらたばこを吸うというように、たばこも娯楽の一つであると考えている方が約50%といわれているからです。禁煙になることで、単純にこの50%もの顧客が離れていくという事態も否定できないということになります。

今回は、パチンコ店が分煙にしなければどのようなデメリットが起こりうるのか、という点についてお話していきたいと思います。

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パチンコ店に訪れるお客の50%は喫煙客

『パチンコ店はたばこのにおいがする場所』というイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか?それもその通り、パチンコ店に訪れるお客の約50%は喫煙者なのです。そうしたお客にとって、喫煙=娯楽 娯楽=パチンコ パチンコ=喫煙 というような方程式が出来上がってしまっているのは言うまでもありません。

パチンコ店によっては各台ごとに灰皿を備え付けるなど、喫煙もサービスの一部として提供していたという店舗もあるはずです。4月1日以降はこの常識ともいえる風習でさえ覆されてしまうことになりますので、いかにしてこの50%の顧客を離さずにいられるかというのが勝負になってくるでしょう。

特に現在はコロナウイルスの影響で各段にお客が減っている状況でもあるでしょうから、特に集客に力を入れていきたいところです。

パチンコ店が『全面禁煙』にするデメリット

喫煙者が50%という状況の中、法令改正はパチンコ店を待ってはくれません。4月1日から何の処置もしていない店舗は自動的に『全面禁煙の店舗』に、分煙対策をとった店舗は『分煙店舗』へと変化することとなります。

パチンコ店を分煙せずに『全面禁煙』とするデメリットはどのようなことがあげられるのか、ご紹介していきます。

分煙された店舗に流れていってしまう可能性がある

一番は、分煙された店舗に流れていってしまう可能性があることです。改正健康増進法では、『紙巻きたばこ』は喫煙専用室で喫煙をしなければならず、紙巻きたばこを吸いながら遊戯をすることは認められておりませんが、『加熱式たばこ』については、紙巻きたばこに比べて規制が緩く、『加熱式たばこエリア』を構築することで、加熱式たばこを喫煙しながら遊戯をすることが可能です。

もし、近隣のパチンコ店が『加熱式たばこエリア』を設置していた場合、加熱式たばこの喫煙者はもちろん『加熱式たばこエリア』のあるパチンコ店へと流れてしまうでしょう。

また、屋内に喫煙室を設けている場合は、遊戯の途中、屋外に出ずに気軽にたばこを吸うことができるため、紙巻きたばこの喫煙者も『喫煙室』のあるパチンコ店へと足を運ぶはずです。

不法投棄やポイ捨てが増えてしまう

全面禁煙にすることで、灰皿を撤去することになってしまいますから、喫煙者にとっては屋外でも『吸ったら捨てる場所がなくなる』のです。例えば、駅舎全面禁煙になってから路上や路線などへの吸い殻のポイ捨てが増えたという例があり、駅でもそのような具合ですと、来客者の半数が喫煙者であるパチンコ店はさらにポイ捨てが増えることが容易に予想できてしまいます。

パチンコ店の対応が増える場合も

パチンコ店に訪れるお客の中には、パチンコや喫煙を『ストレス発散』の一部として利用している方も少なくないはずです。今でさえ、あたりが出ずにイライラして機械にあたったりする方もいらっしゃるでしょうから、『たばこを吸えないストレス』も同時に受けるとなると、パチンコ店の対応が増えてしまう場合もあるかもしれません。

稼働率が下がる

全面禁煙のパチンコ店の場合、たばこを吸いたくなると、都度屋外にたばこを吸いに行く必要が出てきます。もちろん、その間の移動時間などを加味すれば、たばこ1本あたり5分から10分程度の遊戯が止まる時間が出てくるわけです。屋外で喫煙といっても、屋外であればどこでもよいわけではなく、屋内に煙が入り込まない場所で喫煙をしなければなりませんから、もう少し時間がかかる場合もあるでしょう。

スロットなどであれば1分間に14回転、5分間に70回転回せるといわれているので、その分の稼働低下が考えられます。5本吸いに行けば、25分~50分、350回転から700回の稼働低下、その分のパチンコ店の売り上げ低下にもつながってしまう可能性もあるのです。

パチンコ店は分煙をするべき

どうあがいても、4月1日に施行される改正健康増進法から逃れることはできません。さらに、分煙の措置を取らずして禁煙化にしたままにしておくと、罰金を科せられることもあります。

喫煙率50%という数字である以上、パチンコ店は『全面禁煙』よりも『分煙対策』をとるほうが様々な面で効果的であることは確かです。顧客満足度、お客への対応、売り上げ、、その他モラルやマナーの問題なども分煙対策で防ぐことができることもあるでしょう。

パチンコ店における分煙対策方法は下記の記事に詳しくご説明しておりますのでご覧ください。

喫煙率50%以上のパチンコ店も原則屋内喫煙禁止に。分煙対策をすれば喫煙も可能?

前述にもあるように、『加熱式たばこエリア』の構築など、分煙対策を行えば屋内でも遊戯をしながら喫煙をすることができるようになります。パチンコ店に訪れる喫煙者にとって、パチンコと喫煙がセットの娯楽である以上、パチンコ店は分煙対策を講じるのが賢明な判断なのではないでしょうか。

まとめ

4月1日の改正健康増進法施行まであと5日。喫煙率50%のパチンコ店にとっては、全面禁煙にすることで本文中にあげたようなデメリットが起こることが考えられますので、分煙対策を講じることをお勧めします。

このご時世、コロナウイルスなどの影響で様々な方面に支障が出てきており、分煙対策どころでなかったという店舗も少なくないでしょう。ただ、それらを理由に改正健康増進法の施行を遅らせるといった発表はありませんので、予定通り法令が施行されるはずです。

この日までに分煙の準備ができていなかったパチンコ店については当面の間は『全面禁煙』として、徐々に分煙化していくといった方法をとるのが良いでしょう。

弊社では分煙対策に関するご相談を無料で承っておりますので、ぜひ下記の相談ホームからお問い合わせください。

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