改正健康増進法でネットカフェも全面禁煙に!?分煙にしたほうが良い理由とは

4月に施行された改正健康増進法により、多くの施設が全面禁煙、もしくは分煙の措置を行いました。こうした受動喫煙対策の対象はもちろん飲食店や喫茶店、パチンコ店などの施設にとどまらず、ネットカフェやカラオケ店等も同様です。

ネットカフェは以前までたばこを吸いながらインターネットを利用することができる部屋もあり、施設に入った瞬間からたばこの匂いがするという経験をされた方も少なくないでしょう。それが今後はなくなるということです。

とはいえ、ネットカフェの利用者の中には一定数たばこを屋内で吸いたいという方もいらっしゃるかもしれません。そこで本記事ではネットカフェの受動喫煙対策法について解説していきます。

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ネットカフェの喫煙席の利用率について

そもそも、ネットカフェの利用客の中に喫煙客はどのくらいいるのかという点で、喫煙席を設けたほうがよい、分煙にしたほうが良い等の意見が分かれることになると思います。

まずはネットカフェの喫煙席の利用率から解説していきましょう。

Diceが行った喫煙席利用率の調査

DiCEは、2000 年より関東を中心に18店舗を展開しているインターネットカフェです。

https://www.diskcity.co.jp/

Diceによりますと、喫煙席の利用率は2017年時点で月に47%程度で、以前よりも喫煙席の利用率が減ってきたことから、店舗リニューアルとともに喫煙席の撤廃と、全面禁煙へと乗り切ったといいます。Diceが全面禁煙化をしたのは2018年ですが、健康増進法が改正される2020年4月を見据え、約2年前から『Diceは全面禁煙のネットカフェ』というイメージを刷り込んできたのです。

ただ、この場合リスクがあることも否めなかったでしょう。というのも、40~50%程度のお客は喫煙席を必要としているお客なのです。50%とはパチンコ店と同様の喫煙率であり、その確率がどれだけ高いものかお分かりいただけるのではないでしょうか。

当然完全に全面禁煙にしたことで非喫煙客は快適に利用することができるようになった一方、これまで利用していた喫煙者の常連客、利用者が利用しにくくなったというケースも考えられます。

ネットカフェが全面禁煙にするリスクとは

では、ネットカフェが全面禁煙にするリスクとはどのような事項があげられるでしょうか。

休憩としてたばこ&ネットを利用していたお客が他店へ流れる

先ほども申し上げたように、全面禁煙にしてしまうことでたばこを目的に利用していたお客が入りにくくなり、分煙された別の店舗へ流れてしまう可能性があります。

ポイ捨てが増えてしまう可能性がある

また、これまで店舗の中で喫煙をし、灰皿が用意されていたにも関わらずそれがなくなってしまったことで、屋外で喫煙をしたお客が道路上にたばこをポイ捨てしてしまう可能性があります。それだけでなく、屋外だからいいだろうと、出入口付近でたばこを吸われてしまうと、非喫煙客からのクレームにもつながりかねません。

思いがけないトラブルが発生する可能性も

突然たばこが吸えなくなってしまったことで、お客から反発されてしまうリスクもあるでしょう。中にはお客側から『分煙にしてほしい』との要望があり、分煙に至った店舗様もいらっしゃるようです。

ネットカフェにおすすめの分煙対策方法

ではここからはネットカフェにおすすめの分煙対策方法をご紹介していきます。

①分煙ボックスの設置
②加熱式たばこ喫煙室の設置
③喫煙室の設置

①分煙ボックスの設置

まずは、分煙ボックス、いわゆるパーソナルボックスの設置です。店舗内で喫煙を許可するには禁煙室に煙が漏れないようなシステムを構築する必要があります。それは技術的基準といい、その基準をしっかりとクリアしていなければ分煙は認めれられません。その点、分煙ボックスの設置では分煙ボックス自体に技術的基準がクリアした状態のシステムが構築されておりますので、いわば置くだけで分煙が完了するということです。

屋内外問わず置くだけで分煙が完了しますので、屋内に置くスペースがないが、ポイ捨て防止などのために屋外に設置することも可能になります。

技術的基準については下記の記事に詳しく解説しておりますのでご覧ください。

喫煙室を設置する際の技術的基準とは?適切な基準を知って効果的な分煙対策をしよう

②加熱式たばこ喫煙室の設置

2つ目は加熱式たばこの喫煙室を設置する方法です。改正健康増進法では、加熱式たばこの喫煙については紙巻きたばこほど厳しい規制は設けられておりません。よって、加熱式たばこ喫煙専用室を設ければ、そのエリア内では喫煙以外の行為、いわゆるネットを楽しんだり漫画を読んだりといったことが可能になります。

ただし、この部屋には20歳未満の方は従業員お客関わらず入ることはできませんので注意しましょう。

また、漫画等のヤニ汚れなどにも気を配る必要がありそうです。

加熱式たばこ喫煙室を新たに作るときのポイント

③喫煙室の設置

3つ目は喫煙室の設置です。喫煙室の設置となりますと、店舗の中の一角を喫煙室とするためリニューアル工事が必要で、先ほどご紹介した『技術的基準』をクリアするためのシステム構築が必須となってきます。

加熱式たばこと紙巻きたばこの専用喫煙室の違いと設置するときの注意点

また、喫煙室の場合は加熱式たばこの喫煙室とはちがい、室内での喫煙以外の行為(漫画を読んだりネットを利用したり)ということはできないので注意が必要です。

店舗側としては漫画持ち込まないための呼びかけ等も別途必要になるでしょう。

快活クラブの分煙の例

ネットカフェ業界の中でも快活クラブは、店舗内を完全分煙にしている例です。快活クラブは、喫煙室、加熱式たばこ喫煙室の設置をすることで、喫煙者も非喫煙者も誰もが安心して過ごすことのできる空間を作りました。

ですので、加熱式たばこの喫煙者の場合は、快活クラブを利用する際、利用者はこれまでと同じように『喫煙席』か『禁煙席』を選ぶことができます。加熱式たばこ喫煙室では、喫煙以外の行為(ネットや飲食など)も許可されています。

ただ、同伴者に20歳以下の方がいらっしゃる場合の利用と、紙巻きたばこの喫煙者の利用は禁止されています。快活クラブでは、加熱式たばこ喫煙室のほかに、紙巻きたばこの喫煙ができる喫煙スペースもありますので、紙巻きたばこの喫煙者等は喫煙スペースを利用することになります。喫煙スペースでは加熱式たばことは違い、飲食やその他サービスを受けることはできません。

快活クラブの加熱式たばこ専用喫煙席は、約8分に1回空気が入れ替わるシステムとなっており、厚生労働省が定めた技術的基準をしっかりと満たしています。たばこの煙が禁煙スペースに流れてしまう心配もありませんので、誰もが安心して利用できる空間づくりに成功しているといえるでしょう。

 

まとめ

本記事ではインターネットカフェの分煙対策について解説いたしました。ネットカフェは意外にも喫煙者が多く利用する施設で、パチンコ店と同様ほどの喫煙率となっていることで、全面禁煙にしてしまうリスクは大きいといえるでしょう。

大掛かりな工事を行ってでも店舗内の一角を喫煙室や加熱式たばこ喫煙室とするのか、それとも置くだけタイプで店内の一部や屋外の一部に分煙ボックスを設置するのか、店舗ごとの客層やお客の意見などを取り入れながら検討していく必要があるでしょう。

ネットカフェの分煙のご相談はぜひ下記の分煙対策くんお問合せ窓口までご連絡ください。

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