渋谷駅西口モヤイ像喫煙所に『分煙コンテナ』設置 なぜ分煙コンテナが好まれる?

渋谷駅『モヤイ像』とは、忠犬ハチ公像に次ぐモニュメントとして人気のスポットです。

その『モヤイ像』の脇に喫煙所があり、無料で終日利用できると人気があります。

というのも、渋谷区は2003年から『渋谷区分煙ルール』として、指定された喫煙所以外での故郷の場所における喫煙が禁止されているため、駅周辺んでたばこが吸いたくなったときは指定された場所に行く必要があるからです。屋外にあるので、見かけたらすぐに利用できるおすすめの喫煙所となっています。

ところが『待ち合わせ場所』として滞在する非喫煙者等から、従来のパーテーションで不都合があるとクレームが増え始めました。そこで渋谷区が取った施策が『分煙コンテナ』です。

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渋谷駅モヤイ像喫煙所の従来の課題は?

先ほども申し上げたように、渋谷区では『渋谷区分煙ルール』をはじめ、2019年4月からは違反者から過料を徴収しているほか、QRコードを活用した喫煙所マップの案内をするなどして分煙対策を進めています。

区が指定する喫煙所である『モヤイ像喫煙所』は、これまでパーテーションを設置し分煙をしてきたのですが、周囲に煙が漏れることなどが苦情につながっていました。更には、たばこの吸い殻のポイ捨てについての口コミも見受けられるなど、マナーの悪さも目立っていました。

・たばこの煙を禁煙エリアに漏らさない

・ポイ捨て問題への対応

特に『モヤイ像』は『忠犬ハチ公』に次ぐ人気の待ち合わせ場所でもありますから、喫煙者だけでなくその他多くの人々が利用する場所です。

非喫煙者も喫煙者も気持ちよく共存するためにはこれらの課題を解決する必要がありました。

渋谷駅モヤイ像喫煙所に設置された分煙コンテナについて

たばこの煙を禁煙エリアに漏らさないことやたばこのポイ捨て問題対策として、渋谷区は『モヤイ像喫煙所』を皮切りに、外に煙が漏れない構造のコンテナ型喫煙所の設置を進めることで受動喫煙の防止を図りました。

集塵脱臭装置を備えている喫煙所内

渋谷区が『モヤイ像喫煙所』に設置したのは約2.2メートル×約4.5メートルの分煙コンテナです。室内は約9平方メートル弱で、一度に10人ほどが入室して喫煙をすることができます。室内には灰皿のほか下記の機能が整備されています。

①喫煙室用プラズマ脱臭機

②換気扇

③ガラリ

④自動ドア(出入口)

⑤灰皿

①喫煙室用プラズマ脱臭機

喫煙室用プラズマ脱臭機は、脱臭機能だけでなく集塵機能整備されており、煙とともに舞い上がった灰もきちんと吸い込んでくれます。コンテナ内に喫煙室用の集塵脱臭装置が整備されていれば、もちろん屋外に煙が出ていく心配もありません。

②換気扇

4月の法令改正後喫煙室を構築する場合は、一定の技術的基準を満たしていなければその場所自体を喫煙所と認められません。それは分煙コンテナも同じです。技術的基準とされているのは主に下記の3点です。

①出入口において、室外から室内に流入する空気の気流が、0.2m/秒以上であること

②たばこの煙が室内から室外に流出しないよう、壁、天井等によって区画されていること。

③たばこの煙が屋外又は外部の場所に排気されていること

この中の③たばこの煙が屋外に排気されることという条件を満たす役目が換気扇になります。換気扇により喫煙所内の空気も良好に保つことができます。

技術的基準については下記の記事に詳しくご説明しておりますのでご覧ください。

喫煙室を設置する際の技術的基準とは?適切な基準を知って効果的な分煙対策をしよう

 

③ガラリ

ガラリとは、ドアや窓、壁に取り付けられた換気口のことです。外部からの視線をさえぎったり通風を確保したりする上に、粉塵の漏れや侵入を防ぐためのフィルターで、換気扇と似た役目を持つことも可能です。

④自動ドア(出入口)

喫煙室への入退出の際に、ドアを閉めない人がいると、屋外に煙が漏れてしまいかねません。その点自動ドアの分煙コンテナは無駄な開閉を防ぐことができるようになります。もし扉を閉め忘れた人がいたとしても勝手にしまってくれるので問題ありません。

⑤灰皿

更に、ポイ捨て問題が課題として上げられていましたが、室内に灰皿を設置し、区から委託された民間の清掃業者が毎日2回灰皿を交換することで、ポイ捨て防止や清潔感の持続を図ることができるようになります。

『モヤイ像喫煙所』の分煙コンテナ設置は助成金を活用

モヤイ像喫煙所への分煙コンテナ設置にかかった費用は約1200万円ですが、東京都の助成制度(屋内・屋外(コンテナ型)公衆喫煙所=上限1000万円)を活用しました。

通常助成金は年度末までで締め切りのものが多いですので、今回渋谷区が利用した助成金はすでに申請受付を終了している可能性があります。

 

助成金の申請が間に合わなかった場合の対処法を下記記事ご説明しておりますのでご覧ください。

受動喫煙防止対策支援補助金の申請は今からでも間に合う?間に合わなかったときの対処法までを解説

ちなみに、渋谷区では2020年2月3日に発表された渋谷区当初予算案では、『分煙対策推進事業補助金』に3億2,700万円、『受動喫煙防止対策補助金』に1,600万円の予算が組まれていると発表されています。

詳細:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/20200203yosansiryou.pdf

4月に法令が改正されることもあり、4月以降も分煙対策における喫煙所設置および維持費用への助成金や補助金は予算が多めに組まれる可能性もあります。助成金や補助金制度などをうまく活用して、賢く分煙対策を行っていくと良いでしょう。

屋外でも分煙コンテナが有効的

特に、渋谷区の2020年度の予算にあたる『分煙対策推進事業補助金』では、駅周辺に設置された衝立式屋外喫煙所を、コンテナ型の喫煙所に変更する際にも利用できることになっています。

屋外の喫煙所は密閉空間ではないから受動喫煙の危険性はないと思ってしまえばそれは勘違いです。現にパーテーションで仕切りをされた喫煙所にはクレームが押し寄せ、それらの対策として分煙コンテナの設置が推進されています。

それだけ、屋外への喫煙所設置は分煙コンテナが有効的であるということがわかります。

更には、前述のように4月の法令改正以降は喫煙室の設置は屋外屋内かかわらず指定された条件『技術的基準』をクリアしなければなりません。すべての条件をひとつづつそろえていくのは相当な労力がかかりますが、分煙コンテナはすでに『技術的基準』を満たした状態で製品となっていることが殆どですから、喫煙所の設置が簡単であるというメリットもあります。

まとめ

本記事では、『モヤイ像喫煙所』に設置された分煙コンテナについてのご説明、そしてなぜ屋外の喫煙所は分煙コンテナが好まれるのかというところについてご説明をしました。

渋谷区は今月末までに、渋谷センター街の複合施設対面の駐車場と、JR代々木駅東口知覚のマナースポットにも喫煙所を設置予定で、来年度にも更に3か所の喫煙所設置を予定しています。健康増進はもちろんのこと、きれいな街づくりとしても効果的な分煙対策が重要になってくるといえるでしょう。

法令改正も残すところ後10日程となりました。弊社では分煙コンテナをはじめ。分煙対策のご相談を随時承っておりますので、ご検討中の方やご興味のある方は下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。

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