分煙機ってどんな仕組み?設置するメリットと注意点について解説

4月1日に改正された健康増進法では、基本的に屋内での喫煙は禁止となっており、屋内で禁煙をする場合は喫煙室の外にたばこの煙が流れないよう、対策をとならなければならないとされています。そこで、効果的な分煙を行うためにも『分煙機』の設置を検討している方も多いでしょう。

しかし、分煙機の仕組みはどうなっているのか、煙の除去効果はどのくらいあるのかなど、新しい機械を導入するわけですから、知らない方が多くて当然です。そこで本記事では、分煙機の仕組みなどの基礎知識の解説から、設置するメリット・デメリットについて徹底解説してまいります。

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分煙機とは

そもそも分煙機とは受動喫煙防止対策の一環としておこなう『分煙』を実施することを目的として設置する機械を指します。つまりは、煙を喫煙室の外に出さないようにするための『分煙専用空気清浄機』であると思っていただければ問題ないでしょう。

まずは、ここから分煙機の仕組みと種類について解説していきます。

分煙機の仕組み

分煙機の主な仕組みは、たばこの煙が発生したら、空気清浄機のようにたばこの煙吸い込み、専用のフィルターを通すことで、たばこの煙に含まれる有害物質を分解するというものです。有害物質を除去して空気をきれいにしたうえで、全熱交換器などを通して外部に排出することで、たばこの煙を拡散せずに、空気をきれいにする効果を得ることができます。

分煙機の種類

続いて、分煙機の種類についての解説です。分煙機には下記の3つの種類があります。

①カウンター型分煙機
②テーブル型分煙機
③キャビン型分煙機

①カウンター型分煙機

カウンター型分煙機とは、カウンター状になった台に分煙機が内臓され、カウンターでたばこを吸うと、カウンター型分煙機の内部へと煙が吸い込まれていく仕組みです。

カウンター型分煙機は、空気清浄機などと同様に法定耐用年数としては6年とされています。

②テーブル型分煙機

テーブル型分煙機も、カウンター型分煙機と同様に、テーブルの内部に分煙機が内臓されていることで、テーブルの周りでたばこを吸うと、内部へ煙が吸引され、空気が清浄されて外に排出されるというものです。カウンター型分煙機と、テーブル型分煙機は、主に喫煙室内に設置することで、煙を室外に排出せず、効果的な分煙を行うことができるようになります。

法定耐用年数も基本的にはカウンター型分煙機と同様に6年、減価償却を算出する際も、この法定耐用年数を参照します。

ただし、空気清浄機と同様の扱いではあるものの、たばこの汚れなどが蓄積しやすいので、定期的なメンテナンスや清掃を行うことが大切です。

③キャビン型分煙機

キャビン型分煙機とは、キャビン型の喫煙所というイメージで、要は『分煙ボックス』と同様であるとお考えいただいて問題ありません。喫煙専用室を構築してから分煙機を設置する、カウンター型分煙機やテーブル型分煙機よりも、安価に分煙を行うことが可能です。

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分煙機の耐用年数はどのくらい?

分煙機の耐用年数は約6年程度であるとされています。もちろん、メーカ―ごとに補償年数の違い等あるかもしれませんが、大体6年程度であるとお考え下さい。

しかし、分煙機の効果を6年間しっかり持続させるためには、

①日々の清掃

②定期的なメンテナンス

などが大切になってきます。空気清浄機と違い、分煙機はたばこの煙を吸い取る、専用のシステムになりますので、内側のフィルターに、たばこのヤニなどがたまりやすくなっています。しっかりと定期的なメンテナンス等を行い、少しでも長く利用できるようにしましょう。

また、メーカーによっては、保証期間内の故障等であれば、無償で対応してくれる場合もありますので、保証内容も確認して分煙機選びをするとよいかもしれませんね。

分煙機を設置するメリット

では、分煙機を設置するメリットとはどのようなことが考えられるのでしょうか。

効果的な分煙を行うことができる

まずは、効果的な分煙を行うことができるという点です。特に、今回改正された健康増進法では、厚生労働省が定める『技術的基準』を満たさなければ、分煙と認められません。また、技術的基準を満たしていないのにもかかわらずそのまま喫煙をさせていると、罰則の対象ともなってしまいますので注意が必要なのです。

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その点、喫煙室内に分煙機を設置することで効果的な分煙を行えるということがメリットとしてあげられます。

キャビン型分煙機は短期間で設置可能

先ほど解説した分煙機のなかでも、キャビン型分煙機は、キャビンを設置するだけで分煙をすることができるので、設置期間が非常に短く、工事も短時間で済むというメリットがあります。また、分煙キャビンにもさまざまなサイズや形状のものがあり、1~3人用の小型のものから、10人程度の喫煙が可能な大型のものまで選ぶことができます。

簡単に移動ができる

また、カウンター型分煙機やテーブル型分煙機は、空気清浄機と同様に簡単に移動させることができるので、移設や移転の際も困りません。ちなみに、業者を派遣しなければなりませんが、分煙キャビンも移動させることができます。分煙キャビンの場合は、喫煙室自体を構築する必要がないので、原状回復工事なども必要ありません。

分煙機を設置する時の注意点

ただ、分煙機を設置して分煙を行う際は、下記の注意点も念頭に入れておかなければなりません。

分煙機だけでは受動喫煙対策ができない場合もある

キャビン型分煙機であれば、喫煙空間と、禁煙空間を仕切られているのですが、テーブル型分煙機やカウンター型分煙機の場合は、キチンと禁煙空間と仕切りをしなければ、分煙機だけの設置では効果的な受動喫煙対策ができない可能性があります。

ですので、カウンター型分煙機やテーブル型分煙機を設置する場合は、喫煙室を構築したり、仕切りを設置したりする必要があるという点がデメリットであるといえるでしょう。

定期的なメンテナンスが必要である

また、分煙機はたばこの煙を吸い込むものですので、当然フィルターや内部にたばこのヤニ汚れなどがたまってしまいます。その汚れがたまるスピードも非常に速いことが予想できるでしょう。そのため、定期的にメンテナンスをしなければ、正常に機能しなかったり、破損する恐れがあったりしますので、注意が必要です。

設置する場所の確保

もとから喫煙室があり、そこに改正健康増進法の対策として分煙機を設置するのではなく、新たに分煙機を設置して受動喫煙対策を行うというケースもあるかと思います。

その場合は、新しく分煙機を設置できるだけの場所を確保しなければなりません。特にカウンター型分煙機、テーブル型分煙機の場合は、新たにお店の一角に喫煙室を構築することになりますので、それらの計画も必要になるでしょう。

空気清浄機よりも耐用年数が短い

空気清浄機の耐用年数は約10年であるといわれています。それに比べて、分煙機の耐用年数は6年と約半分です。もちろん、空気清浄機を喫煙ブースに設置するとなると話は変わってくるかと思いますが、耐用年数が短いという部分が1つデメリットであるといえるでしょう。

まとめ

本記事では、『分煙機』の基礎知識と、分煙機を設置するメリット・デメリットについて解説していきました。効果的な分煙を行うために、分煙機の導入は必須であるといっても過言ではありません。新たに分煙をする場合は、キャビン型の分煙が良いかもしれませんが、もともと喫煙室があるという場合は、カウンター型分煙機やテーブル型分煙機を喫煙室内に設置することで、さらに効果的な受動喫煙対策を行うことができるようになるでしょう。

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