アフターコロナで飲食店がお客を取り戻すためにしておきたい対策とは

新型コロナウイルスの影響により、飲食店は厳しい状況に置かれています。アフターコロナを乗り越える為に、飲食店はどのように対策を取れば良いのか、悩んでいる経営者は少なくありません。

今後飲食業界では、新しい生活様式に基づいた集客・対策が求められていくでしょう。 

自粛期間中に離れていってしまったお客様を取り戻し、経営を続けていくには、どのような対策を講じればいいのでしょうか。今回はアフターコロナにおける飲食店の対策や、集客方法のヒントをお伝えしていきたいと思います。

飲食店におけるコロナの影響

新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食業界は甚大なダメージを受けています。国内最大手の信用調査会社である帝国データバンクは、8月3日時点における新型コロナウイルス関連倒産情報を、以下のように発表しています。

・全国:406件

・法的整理:331件(破産301件、民事再生法30件)

・事業停止:75件

 

さらに業種別上位は、以下のように発表されました。

・飲食店:56件

・ホテル・旅館:48件

・食品卸:27件

・アパレル・雑貨小売店:25件

・建設:21件

・食品製造:19件

 

緊急事態宣言の解除後も1店舗あたりにおける予約数の大幅減少、キャンセル率の上昇は続いており、飲食業界は苦境に立たされています。さらにコロナウイルスの感染が再び広がる中で、多くの飲食店は回復の兆しが見えない中で、不安定な状況が続いています。政府や自治体、民間企業では、さまざまな飲食店向けの支援策が発表されています。これらの支援策を有効活用し、早めに動いていきましょう。

一方で現在の情勢下にあっても、営業を続けなければならない状況に置かれている飲食店も少なくありません。しかし現時点では飲食店を利用したくても、慎重になっているお客様が増加しています。今までと同じような経営方針、集客スタイルでは営業が難しくなっています。今後も飲食店の経営を続け、お客様の不安を減らし、安心して利用してもらう為にも、適切な対策を講じていきましょう。

飲食店におけるアフターコロナの集客ポイント

お客様の外出や消費意欲が低下する中で、飲食店はどのように集客を行い、安心して施設を利用してもらえばいいのでしょうか。コロナウイルスの影響が日本よりも深刻な状況にあるアメリカでは、すでに40%以上の飲食店が何らかの対策を取っているとされています。アフターコロナにおいて飲食店がどのようなポイントを押さえるべきか、一つずつ見ていきましょう。

たばこ問題

喫煙は、新型コロナウイルスが肺に侵入しやすくなる物質が増加するとされています。炎症で弱った肺や気管支がウイルスに攻撃されることにより、症状が悪化してしまうのです。もともと2020年4月1日より、健康増進法の一部が改正されました。この改正により、飲食店では望まない受動喫煙防止のために喫煙専用室を設けるよう義務付けられました。

しかし喫煙専用室は、密閉・密集・密接の「3密」の条件を満たしています。さらに新型コロナウイルスの感染拡大にあたり、喫煙専用室には以下の事柄を徹底して、ウイルス感染拡大を防ぎましょう。

・入室人数の制限

・ドアノブ、灰皿の消毒

・手指消毒アルコールの設置、徹底

テイクアウト

店員と顧客の接触を軽減するために、テイクアウトやデリバリーの需要が高まっています。2020年4月前半の緊急事態宣言以降、多くの飲食店ではデリバリーやテイクアウトに関する問い合わせが急増しました。この需要は日を追うごとに拡大しています。さらに今まであまり利用がなかった若者層や、家族の分まで購入するニーズが増えており、客単価がアップするという動きも見られています。アフターコロナの社会においては、テイクアウトの需要にどれだけ応えられるかが営業を続ける上で重要な要素となるでしょう。

テイクアウトに対応している店舗では、以下のような事柄に注意する傾向が見られています。

・スマホやオンラインで注文・決済できるサービスへの対応

・直接接触する現金を避け、電子決済やクレジットカードの利用促進

・受け渡し専用カウンターの設置

お客様と従業員の安全を確保するために、店舗側におけるオペレーションの見直しを行いながら、テイクアウトやデリバリーサービスを提供するようにしてください。

Webサイトでの集客

SNSやWebサイトを利用した宣伝・集客が注目されています。たとえば人気SNSのインスタグラムでは、コロナ禍で苦境に立つ飲食店向けの機能を充実させているのをご存じでしょうか。4月には「料理を注文」機能が追加され、さらに5月には「ギフトカード」「お店を応援」機能が追加されました。今までもインスタは飲食店の集客ツールとして注目されていました。インスタを通してテイクアウトやデリバリーの受注が行えるようになったことで、さらに期待が高まっています。

また外出自粛や在宅勤務が推奨される中で、LINEやTwitterなどのSNS利用者も増加しています。拡散力が高いSNSで宣伝を行えば、あまり広告費をかけずに集客することも可能ですよ。もちろん飲食店のWebサイトやブログでのPRも有効です。Web集客は、ターゲットの属性を絞り込んでPRを行うことで、より高い効果が発揮されます。テイクアウトやデリバリーの需要が高まっている今だからこそ、WebサイトやSNSを活用した宣伝・集客を積極的に行いましょう。

SNSでの集客『安全』のアピールが重要

コロナ収束の目途がなかなか立たない現在、多くの人は感染への不安を抱えています。店舗がしっかり感染対策を行っているとアピールすることで、お客様に安心感を与えることができるでしょう。しっかり感染対策ができている店舗だと認知されれば、リピート利用される可能性も高まります。

実際に感染拡大防止対策や、顧客に向けたメッセージを発信した企業・店舗も少なくありません。そうした企業はユーザーから高い評価を受け、注目され、情報が拡散されています。

自粛生活が続く中で、対面での接客には制限がかけられています。お客様への安心感を提供することも、飲食店にとって大きな付加価値となっていくでしょう。

また一方的に発信するだけではなく、ユーザーとの交流が生まれる仕組みがあれば、店舗ファン拡大の有効ツールとなります。SNS集客では店舗が安全であることをしっかりアピールした上で、お客様との関係性を深めてみてはいかがでしょうか。

 まとめ

今回はアフターコロナにおける、飲食店が取っておきたい対策についてお伝えしました。

飲食店は多くの人にとって身近な存在です。しかしアフターコロナの情勢下においては、店舗側にも利用者にも、慎重な判断が求められています。飲食店は柔軟かつ適切な対応を取ることで、コロナ禍における苦境を乗り越えていかなければなりません。

 

今回紹介したポイントを活かして、今後の営業と集客につなげてください。一つ一つの事柄を着実に実行していくことが、店舗と利用者双方にとって安心・安全な経営に近付いていくでしょう。